変光星―自閉の少女に見えていた世界


変光星―自閉の少女に見えていた世界
森口 奈緒美
変光星―自閉の少女に見えていた世界
定価: ¥ 1,890
販売価格: ¥ 1,890
人気ランキング: 52763位
おすすめ度:
発売日: 2004-01
発売元: 花風社
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苦痛を伴う共感。
彼女の居場所となり得る概念(ADHD、広汎性発達障害、高機能自閉症、アスペルガー症候群、など)の何一つない時代に彼女は生まれ育ち、執拗なまでに否定され蹂躙され侵略され虐待されてきた。運が悪かったのか。そういう時代だったので仕方なかったのか。誰にも悪気がなかったとして、それを許さなければならないのか。
彼女の十数年後に子ども時代を過ごした私にも同種の攻撃は降り注いだ。もっとも彼女へのそれが土石流を引き起こす豪雨だとしたら私の受けたものは夏の夕立程度だったが。
今の子どもたち、これからの子どもたちのために、現場の教育者に読んで欲しい本。当事者が情報や共感を求めて読むにはかなり重く痛い。私は共感しすぎて体調を崩した。それでも耐えて読み終えたのは、彼女のまさに変光星のように不思議に輝き瞬く感性を稀有に美しいと感じたからだ。

社会常識と戦い続けた
 一般的に「自閉症」を含む脳の機能障害者は、一見して障害のない人々との見分けは難しい。
 著者の少女時代である20年前は、著しい知能障害が見られない限りなかなか自閉症と認知される事がなかった。そのために社会一般の「常識」「作法」「団体」といった物に捩られすり減らされていく少女の姿に涙が誘われました。
 自閉症者への一層の理解と、自閉症児への明るい未来を育むためにも多くのお母さん方、教育関係者の方に読んで戴きたい一冊です。

なんと言ったらいいのやら
学校で先生と呼ばれている方に読んでもらいたいです。
自閉症が今ほど一般的でなかった時代に生まれ「一般の」社会にとけ込もうとして挫折した一人の人間の手記です。彼女が子ども時代,どんなにふつうにあこがれ,ふつうになるための努力を重ねたのか…読んでみてください。

高機能自閉症の人たちにとって学校がいかに苦しい場所になっていたのか,教師の無理解がどれだけ本人たちを傷つけてしまっていたのか,想像すると胸が痛みます。

現在,特別支援教育という枠の中で,日本に生まれたすべての子どもたちが幸せな学校時代を過ごせるよう行政が動き始めています。しかし,現場の先生たちのアンテナが低ければ,今でも森口さんの様な人がいるのではないかと思います。

edit



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